離婚を経験している友人はいますか?
少子化や高齢化とともに、現代日本の特徴とも言えるのが「離婚件数」の多さです。
昭和45年まで10万組にも届かなかったものが、平成14年にはなんと29万組という数値をたたき出し、去年の離婚件数はいまだ20万組を超える約23万組と推計されています(厚生労働省による統計より)。
また、離婚経験を赤裸々に語るタレントの登場などもあり、離婚の話題はより身近なものとなりつつあります。
自分自身には経験がなくとも、経験者を知り合いに持つ人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな離婚についての調査です。
男女100人に聞きました
離婚を経験している友人はいますか?
- はい:86名
- いいえ:14名
離婚の原因と言えばこれ?トップは「浮気」という結果に―
アンケートの結果、「はい」と答えた人は86名にのぼりました。
自身が離婚をしていないにしろ、いかに離婚が身近であるかが浮き彫りになりました。
- 夫に浮気をされて、もう一緒にいたくないとの理由で離婚されました。
- 浮気をしていたというのが一番です。また相手がギャンブルにはまりすぎて金銭感覚が狂ってしまっていたということもありました。
- 金銭的な面だと聞きました。それ以上は聞きづらいので聞いていません。
- 性格の不一致です。何もかもが嫌になったそうです。
- たくさんいます。性格が合わないという理由が一番多いと思います。
さまざまな回答があった中で、最も多かった原因は「浮気」でした。
ついで「金銭感覚・経済的な問題」などお金に関するもの、「性格・価値観の相違」が挙げられています。
性格については「結婚する前はむしろ好きだった部分が結婚して嫌になったらしい」との回答が。
恋人としてそばに居ることと、夫婦として暮らしていくことの違いが分かる回答ですね。
この点については結婚前によく考えておくべきなのかもしれません。
離婚問題だけじゃない―日本の現状にシビアな意見―
一方で「いいえ」と回答した人からはこのような意見が寄せられました。
- 結婚している友人自体が少なく、離婚している友人はいません。
- 今のところ離婚した友人はいません。結婚している人もまだ少ないです。
- 食べていくのに必死な時代なので、離婚してる場合でない人が多いです。今の時代離婚したら損します。
- 離婚するといって別居まではしても、なかなか実際に離婚まで至っている人は聞かない。
こちらは「結婚している友人が少ない」という回答がいくつか見られ、晩婚化や結婚数の減少といった、離婚件数の増加とはまた別の社会現象が分かる結果となりました。
また、「今の時代、離婚どころではない」というシビアな意見もあります。
確かに、就職難や不景気など、食べていくためにお金を稼ぐという基本的な生活を成り立たせることもなかなか容易ではなくなりつつあります。
これもまた時代が反映された回答と言えるでしょう。
経験者の「原因」から「予防策」を見いだす
今回のアンケートでは、統計による離婚件数の多さを反映するかのような結果となりました。
寄せられた意見からは浮気や金銭問題など、離婚の原因となりやすい要因も浮き彫りになりました。
また、多くの方が「性格の不一致」を理由にしており、価値観の違いは致命的とはいえ、性格が合わないとすぐに離婚につながってしまうこともうかがえます。
このことから、相手とのコミュニケーションを大事にしたり、お金についての決めごとを設けたり、互いの価値観の違いを認め合ったり、夫婦関係の修復や改善を日ごろから図ると良いのかもしれません。
知人のこととはいえ、自分事として考えてみると、ご自身のパートナーとより良い関係が築けるかもしれませんね。
調査地域 | 全国 |
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調査対象 | 年齢不問・男女 |
調査期間 | 2014年8月6日~8月11日 |
有効回答 | 100サンプル |