夫のストレスで夫源病(ふげんびょう)になった妻 | 夫源病シリーズその1
ひたすら我慢してきた妻
「誰のお陰で生活できるんだ!」
夫の言葉が妻の心をボロボロにする
ご依頼者さまについて
ご依頼者さま | 妻48歳 |
---|---|
対象者 | 夫52歳 |
結婚生活 | 18年目 |
子供 | 3人 |
対象者の職業 | 会社経営者 |
夫のストレスが原因で、
- 頭痛
- めまい
- ほてり
- 耳鳴り
- 冷や汗
- 動悸
- 不眠
- 胃痛
などの症状が現れることがります。
大阪樟蔭女子大学 学芸学部教授の石蔵文信氏はこのような症状を「夫源病」と命名されました。
ここでは妻が夫源病になった経緯から、それを克服するまでを記載しています。
夫のストレスでお悩みの方は是非参考にしてください。
身勝手な夫に18年間耐えた妻
結婚して18年になるご依頼者(妻)は、夫のストレスから胃潰瘍を患っていました。
さらに夫の小言を聞くと頭痛、耳鳴り、めまいとつらい日々を過ごしていました。
夫の職業は妻の父親が経営していた会社の後継者となり、札幌では名の知れた企業経営者となっています。
金銭面で苦労したことはありませんが、結婚当初からの夫の身勝手な言動で精神的に疲れ果てていました。
夫と口論になると、
- 誰のおかげで生活できるんだ
- 俺くらい稼げるのか
と言っては上から目線で頭ごなしに暴言を吐きます。
その後は数日間、無言が続きます。
また、子供の教育で相談しても、
- おまえの責任
- 育児はおまえがやれ。俺は仕事がある
と言っては、家族のことは関わってもらえず子供のことを全て背負っていました。
子供の進学でも
- おまえは仕事してないのだから、子供のことはおまえの責任
と相談にのることはありません。
そんな夫は全く家庭に興味なく、付き合いと言っては毎晩飲み歩き、休日はゴルフ、パチンコで過ごします。
妻は夫が仕事に集中できるよう、孤独な気持ちを抑えつつも子育てと家庭を守ってきました。
10年前に購入した念願のマイホームはホコリ一つないよう綺麗に掃除をし、庭は春になると草花を植え、料理教室にも通い、夫と子供のために健気に尽くしてきました。
夫のストレスでうつ病になった妻
昨年から夫の会社の経営が厳しくなり、その頃から会社のストレスを妻にぶつけるようになりました。
さらに、妻がインフルエンザで高熱を出している時ですら、夫の夕食がないことに腹を立て、妻を攻めました。
さすがの妻も我慢に我慢を重ねてきた気持ちが一気に爆発しました。
夫の地位も自分の父が作り上げた会社に入社したからでこそですが、感謝の気持ちもなく、悔しい気持ちでいっぱいです。
こうしたことから、とうとう妻の体調に異変が起き始め、夫が家にいる時は精神的に不安定になり、病院の診断はうつ病に・・・
それからは寝室も別にして、必要最低限の会話に止め、家庭内の空気は重苦しいものになりました。
夫が出張で家にいない時は体調は良く、胃の痛みもありません。
妻は誰にも相談することができず、一人で悶々と悩み、子供が高校を卒業したら「離婚」をしたいと思うようになりました。
浮気の密告が届く
うつ病と診断された以降、家庭内別居状態が数ヶ月続いたある日、
夫から
- 会社の近くに住む
と別居することを告げられました。
さらに、生活費は半分に減らされることになりました。
その金額では生活することができないことを言うと、
- 引っ越して今より安くて狭いところに住むように
と言われ、妻は窮地に陥りました。
そんなある日のこと、妻も知っている従業員から一本の電話がかかり、「社長と事務員が親密な関係」であるとの密告を受けました。
妻は、もうこれ以上夫のことで苦しみたくなく、藁をもつかむ思いで弁護士に相談しました。
すると弁護士は「証拠」が必要とし、弊社を紹介されました。
夫を調査した結果
調査開始から3日で、1回目の不貞行為を立証する証拠が撮れました。
また浮気相手も、密告があった通り、同じ会社の女性事務員でした。
しかもその女性は、夫が別の会社から引き抜いてきた女性です。
会社内では二人の関係が噂になっていたらしく、社長なので、誰も咎めることはなかったようです。